Pythonのmultiprocessingモジュールは、プロセスベースの並列処理をサポートするパッケージです。このモジュールを使用すると、プログラマーはマシン上の複数のプロセッサーをフルに活用することができます。
multiprocessingモジュールの中にはProcessクラスがあります。このクラスを使用すると、新たにプロセスを生成し、それを並列に実行することができます。以下にその基本的な使い方を示します。
from multiprocessing import Process
def f(name):
print('hello', name)
if __name__ == '__main__':
p = Process(target=f, args=('bob',))
p.start()
p.join()
このコードでは、Processクラスのインスタンスpを作成し、そのtarget引数に関数fを、args引数にその関数の引数を指定しています。そして、start()メソッドでプロセスを開始し、join()メソッドでプロセスの終了を待っています。
join()メソッドは、プロセスの終了を待つための同期ポイントであり、すべてのプロセスが終了するまでここで待機し、その後実行を続行します。
以上がPythonのmultiprocessingモジュールとjoinメソッドの基本的な使い方になります。これを利用することで、Pythonプログラムの並列処理を効果的に行うことができます。