Python 3.10では、新たにmatch
文が導入されました。このmatch
文は、値だけでなく構造的なマッチングも行うことができ、非常に強力な機能です。
特に、enum
と組み合わせて使用すると、より効率的なコードを書くことが可能になります。
以下に、match
文とenum
を組み合わせたコードの例を示します。
from enum import Enum
class Status(Enum):
TODO = 'todo'
INPROGRESS = 'inprogress'
DONE = 'done'
def decorate_status(s):
match s:
case Status.TODO:
print ('To Do')
case Status.INPROGRESS:
print ('In Progress')
case Status.DONE:
print ('Done')
case _:
raise ValueError ("Error!!!")
このコードでは、Status
というenum
を定義し、その値に応じて異なるメッセージを出力する関数decorate_status
を定義しています。
このように、match
文とenum
を組み合わせることで、コードの可読性を高め、エラーハンドリングを容易にすることができます。
Pythonのmatch
文とenum
の組み合わせは、Pythonicなコードを書くための強力なツールと言えるでしょう。.