Pythonのmap
関数は、イテラブル(リストやタプルなど)の各要素に関数を適用し、新しいイテレータを生成する組み込み関数です。この関数は、反復処理を簡潔に記述するために使用されます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared = map(lambda x: x**2, numbers)
print(list(squared)) # [1, 4, 9, 16, 25]
上記の例では、lambda
関数を使用して、各要素を2乗しています。
また、map
関数は、リスト内のデータの型を一括変換するのにも役立ちます。例えば、整数のリストを文字列のリストに変換できます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
strings = map(str, numbers)
print(list(strings)) # ['1', '2', '3', '4', '5']
さらに、map
関数を使用して、リスト内の各要素の絶対値を取得することも可能です。
numbers = [-2, -1, 0, 1, 2]
absolute_values = map(abs, numbers)
print(list(absolute_values)) # [2, 1, 0, 1, 2]
このように、map
関数はPythonプログラミングで非常に便利なツールであり、データ変換やデータ処理のタスクを効率的に行うのに役立ちます。