Pythonには、関数型プログラミングのパラダイムを提供するmap
とreduce
という便利な関数があります。これらの関数を使用すると、ループや分岐などの複雑さを気にせずに、よりシンプルで短いコードを書くことができます。
Map関数
Pythonのmap
関数は、与えられたイテラブルのすべての要素に対して引数として渡した関数を適用します。map
関数の基本的な構文は次のとおりです:
map(func, *iterables)
ここで、func
は各イテラブルの要素に適用される関数で、*iterables
は可能な限り多くのイテラブルを意味します。Python 2では、map()
関数はリストを返しますが、Python 3では、map()
関数はジェネレータオブジェクトであるmap
オブジェクトを返します。リストとして結果を取得するためには、map
オブジェクトに組み込みのlist()
関数を呼び出すことができます。
Reduce関数
reduce
関数は、イテラブルの要素を左から右に累積的に関数に適用し、単一の出力を生成します。reduce
関数は、functools
モジュールに存在するため、使用する前にインポートする必要があります。
以上がPythonのmap
とreduce
関数の基本的な使い方になります。これらの関数を理解し、適切に使用することで、より効率的で読みやすいコードを書くことができます。