Pythonでは、isinstance
関数を使ってオブジェクトが特定のデータ型かどうかを調べることができます。この関数は、第1引数にデータ型の判定を行いたいオブジェクト、第2引数に判定基準とするデータ型を渡します。
isinstance(データ型の判定を行いたいオブジェクト, 判定基準とするデータ型)
例えば、リスト内の各要素が辞書型かどうかを調べるには、以下のようにisinstance
関数を使用します。
list_of_dicts = [{'a': 1}, {'b': 2}, {'c': 3}]
for item in list_of_dicts:
if isinstance(item, dict):
print('This item is a dictionary.')
else:
print('This item is not a dictionary.')
このコードは、リストlist_of_dicts
の各要素が辞書型かどうかをチェックし、結果を出力します。isinstance
関数は、第1引数のオブジェクトが第2引数のデータ型と一致する場合にTrue
を返し、そうでない場合にFalse
を返します。
このように、isinstance
関数を使うと、Pythonのオブジェクトが特定のデータ型かどうかを簡単にチェックすることができます。これは、データの検証やエラーハンドリングなど、さまざまな場面で役立つ機能です。