Pythonのint
関数は、非常に便利な組み込み関数で、文字列や小数点以下の値を含む数値などを整数に変換するための関数です。
int関数とは
int
関数は、基本的に以下の形式で使用します。
int(value, base [optional])
ここで、int
関数は2つのパラメータを取ります。
value
– 数値、文字列、またはバイトライクオブジェクトbase
[オプション] – 現在の値がある数値システム
int関数の使い方
文字列をint型に変換する方法
文字列を整数に変換するには、int
関数を使用します。以下に例を示します。
mystr = "1234"
print(type(mystr)) # <class 'str'>
mynum = int(mystr)
print(type(mynum)) # <class 'int'>
このコードでは、mystr
という文字列型オブジェクトをint
型に変換しています。
ただし、すべての文字列がint
関数の引数に指定できるわけではありません。例えば、以下のコードを見てみましょう。
mystr = "hello"
print(int(mystr)) # ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'hello'
このコードでは、変換しようとした文字列が数字ではなく文字で構成されているため、エラーが発生します。
float型をint型に変換する方法
次に、float
型をint
型に変換する方法を見てみましょう。以下に例を示します。
myflt = 0.1234
print(myflt) # 0.1234
print(type(myflt)) # <class 'float'>
mynum = int(myflt)
print(mynum) # 0
print(type(mynum)) # <class 'int'>
このコードでは、float
型の変数myflt
をint
型に変換しています。
以上がPythonのint
関数の基本的な使い方となります。この関数を使うことで、さまざまな型のデータを整数に変換することが可能となります。これにより、データの処理や操作がより柔軟になります。