Pythonの組み込み関数の一つであるint
関数は、引数に指定したオブジェクトを整数に変換します。この関数は2つの形式があります。
class int([x])
class int(x, base=10)
1つ目の形式では、引数に指定した数値または文字列を整数として取得します。整数が指定された場合はそのままの値が返され、浮動小数点数が指定された場合は0に近い値に丸められて整数として取得します。
2つ目の形式では、基数を指定することができます。基数を省略した場合は1番目の引数の値が10進数として記載されたものとして整数に変換し、基数が指定された場合は1番目の引数の値が2番目で指定された基数で記載されたものとして整数に変換します。基数として指定できる値は0か2から36です。
以下にいくつかの例を示します。
print(int('28')) # 28
print(int("28", 10)) # 28
print(int("1011", 2)) # 11
print(int("3F", 16)) # 63
このように、int
関数の第二引数を利用することで、様々な基数の数値を10進数の整数に変換することができます。.