Pythonのinput
関数は、ユーザーからの入力を受け取るためによく使われます。しかし、この関数を使う際にはいくつか注意点があります。
input関数の基本的な使い方
まず、input
関数の基本的な使い方を見てみましょう。以下のコードは、ユーザーに何かを入力するように促し、その入力をret
という変数に格納します。
ret = input("なにか打ってください。")
print(ret)
このコードを実行すると、ユーザーに”なにか打ってください。”と表示され、ユーザーが入力した内容がret
に格納され、その後でprint
関数によって表示されます。
input関数の注意点
しかし、input
関数を使う際には注意が必要です。その一つが、input
関数で取得されたデータのデータ型は必ず文字列(str
)であるということです。
例えば、以下のコードを見てみましょう。
ret = input("数字を打ってください。")
calc = ret + 500
print(calc)
このコードはエラーを引き起こします。なぜなら、ret
は文字列型であり、文字列と整数を足すことはできないからです。
この問題を解決するためには、int
関数を使ってret
を整数型に変換する必要があります。
ret = input("数字を打ってください。")
calc = int(ret) + 500
print(calc)
このコードは、ユーザーが入力した数字に500を加え、その結果を表示します。
しかし、このコードでもまだ問題があります。それは、ユーザーが数字以外のものを入力した場合、エラーが発生するということです。この問題を解決するためには、例外処理を行う必要があります。
tryInput = True
while tryInput:
ret = input("数字を打ってください。")
try:
int(ret)
tryInput = False
except:
print('数字以外が入力されました。')
calc = int(ret) + 500
print(calc)
このコードは、ユーザーが数字を入力するまで入力を求め続け、数字が入力されたらその数字に500を加えて表示します。
以上が、Pythonのinput
関数の使い方と注意点についての説明です。この情報がPythonプログラミングに役立つことを願っています。.