Pythonのinput
関数は、ユーザーからの入力を受け付けるための組み込み関数です。この関数を使うことで、対話的なプログラムを作成することが可能になります。
input関数の基本
input
関数は、ユーザーがキーボードに入力したデータを文字列として返します。また、任意の引数としてプロンプトを指定すると、そこで指定された文字列が標準出力として先に書き出されます。
x = input("Please Enter Number: ")
print(x)
上記のコードでは、input
関数でユーザーからの入力を受け付け、その入力を変数x
に代入しています。その後、print
関数でx
の内容を表示しています。
数値の入力
input
関数は入力されたデータを文字列として扱いますが、入力されたデータをもとに計算を行う場合は、入力した数値を数値として扱ってほしい場合もあります。そのようなときにはint
関数やfloat
関数を使うことができます。
n = int(input())
print(2*n)
上記のコードでは、input
関数でユーザーからの入力を受け付け、その入力をint
関数で整数に変換し、変数n
に代入しています。その後、print
関数でn
の2倍の値を表示しています。
複数の数値の入力
複数の数値を一度に入力したい場合は、map
関数とsplit
関数を組み合わせて使用します。
a, b, c = map(int, input().split())
print(a+b+c)
上記のコードでは、input
関数でユーザーからの入力を受け付け、split
関数で入力をスペースで分割し、map
関数で各入力を整数に変換しています。その後、print
関数で入力された3つの数値の和を表示しています。
以上がPythonのinput
関数の基本的な使い方になります。この関数を理解し、適切に使用することで、ユーザーと対話するプログラムを作成することができます。