Pythonのif文は、条件によって処理を分岐させるための基本的な構文です。この記事では、Pythonのif文の基本的な使い方から、複数の条件や否定を指定する方法までを解説します。
Pythonのif文の基本
Pythonのif文は以下の形式で記述します。
if 条件式:
処理A
ここで、条件式
がTrue(真)の場合にのみ処理A
が実行されます。条件式がFalse(偽)の場合、処理A
はスキップされます。
複数の条件: elifとelse
if文だけではなく、elif
やelse
を使うことで、より複雑な条件分岐を作成することができます。
if 条件式A:
処理A
elif 条件式B:
処理B
else:
処理C
このコードでは、まず条件式A
が評価されます。もし条件式A
がTrueならば、処理A
が実行され、それ以降のelifやelseはスキップされます。条件式A
がFalseの場合、次に条件式B
が評価されます。もし条件式B
がTrueならば、処理B
が実行され、それ以降のelseはスキップされます。もし条件式A
も条件式B
もFalseの場合、処理C
が実行されます。
複数の条件: andとor
複数の条件を一度に評価するためには、and
やor
を使います。
if 条件式A and 条件式B:
処理A
このコードでは、条件式A
と条件式B
が両方ともTrueである場合にのみ、処理A
が実行されます。
if 条件式A or 条件式B:
処理B
このコードでは、条件式A
または条件式B
のどちらかがTrueであれば、処理B
が実行されます。
条件の否定: not
条件の否定を表現するためには、not
を使います。
if not 条件式:
処理
このコードでは、条件式
がFalseである場合にのみ、処理
が実行されます。
以上がPythonのif文の基本的な使い方となります。これらの基本を理解し、適切に組み合わせることで、様々な条件分岐を表現することができます。.