Pythonの標準GUIライブラリであるTkinterは、Pythonのインストールに含まれており、追加のインストール作業は必要ありません。Tkinterは、Tcl/TkをPythonから利用できるようにしたものであり、クロスプラットフォームで動作します。
Tkinterを使用すると、ボタン、テキストボックス、ラベルなどのさまざまなウィジェットを使ってGUIアプリケーションを作成することができます。また、Tkinterはコードを難しくすることなくできるので、Pythonにおけるもっとも基本的なGUIライブラリとしての立ち位置を築いています。
Tkinterの基本的な使い方
まず、Tkinterを使用するためには、以下のようにインポートします。
import tkinter as tk
次に、Tkinterでは、まずrootウィンドウを作らないと、ウィンドウが表示されません。そのため、Tkメソッドで新しくウィンドウを作ります。
root = tk.Tk()
この状態で実行すると、何もないウィンドウが表示されます。ウィンドウのタイトルを変えるには、titleメソッドを使用します。
root.title("Tkinter test")
ウィンドウサイズを変えるには、geometryメソッドで変更できます。
root.geometry("640x480")
最後に、各部品を表示した後は、最後に追加した部品でmainloopメソッドを実行することが定められています。
root.mainloop()
以上が、PythonのGUIライブラリTkinterの基本的な使い方です。これを基に、さまざまなGUIアプリケーションを作成することができます。.