Pythonのglobモジュールについて

Pythonのglobモジュールは、特定のパターンにマッチするファイルやディレクトリのパス名を取得するためのツールです。このモジュールは、ファイルのワイルドカード（*や?）を使ったパターンマッチングでファイルを検索する際によく使われます。

globとは何か

globはPythonのモジュールの1つで、同名の関数glob()も含まれています。globという単語は英語で「かたまり」という意味があり、Pythonでは、glob関数を使うことで特定のパターンにマッチするファイルを取得することができます。

globモジュールを使うためには、まずモジュールをインポートする必要があります。その後、glob()関数を用いて、引数としてパターンを与えると、そのパターンにマッチするファイル名が返されます。

import glob
file = glob.glob('*.txt')
print(file)

上記のコードでは、glob.glob('*.txt')というコードで、現在のディレクトリにある全ての.txtファイルを取得しています。

globモジュールは、特定のディレクトリに存在するファイルに処理を加えたい場合などに、非常に便利です。例えば、以下のコードでは、マッチングしたファイルをすべて削除します。

import os
import glob
for x in glob.glob('*.log'):
    os.remove(x)
    print(x + 'は削除されました。')

このように、globモジュールはPythonでのファイル操作を大いに助けてくれます。