Pythonのf文字列(f-strings)は、Python 3.6から導入された機能で、文字列の中に変数や式を埋め込むことができます。これにより、従来のformat()
メソッドを使わなくても、直感的で可読性の高いコードを書くことが可能になりました。
f文字列の基本的な使い方
f文字列の基本的な使い方は非常にシンプルです。文字列の前にf
またはF
を付け、文字列の中に波括弧{}
で囲んだ変数名や式を記述します。以下に具体的な例を示します。
val = 0.01
print(f"valの値は{val}です。") # "valの値は0.01です。"と出力されます
このように、f文字列を使うと変数の値を直接文字列に埋め込むことができます。
f文字列での書式指定
f文字列では、波括弧の中に書式指定を行うことも可能です。書式指定は、波括弧内の変数名や式の後にコロン:
を付けて行います。以下に具体的な例を示します。
val = 0.01
print(f"valを指数表記にすると{val:.1e}です。") # "valを指数表記にすると1.0e-02です。"と出力されます
このように、f文字列を使うと、数値の書式を指定して文字列に埋め込むことができます。
まとめ
Pythonのf文字列(f-strings)は、文字列の中に変数や式を直感的に埋め込むことができる強力な機能です。Python 3.6以降を使用している場合は、f文字列を積極的に利用して、コードの可読性を向上させることをおすすめします。.