Pythonのformat
関数は、文字列内に変数を埋め込むときに使用するメソッドです。主にprint
関数で文字列を出力するときに使用されます。
基本的な使い方
format
メソッドの基本的な構文は以下のようになります。
'任意の文字列{}任意の文字列'.format(変数)
format
メソッドの引数に、文字列に埋め込みたい変数を置きます。すると、{}
のある部分にその変数が埋め込まれます。
例えば、計算結果を変数に代入し、文字列で単位を付けたうえで出力する、といったことが可能です。
apple = 50
orange = 100
total = apple + orange
print('合計:{}円'.format(total))
複数の引数を与える
format
関数には複数の変数を引数として渡し、文字列に埋め込むことができます。複数の変数を埋め込む場合は、どの引数をどの {}
に埋め込むかを指定する必要がありますが、指定の方法はいくつかあります。
'{0}, {1}, {2}...'.format(変数1, 変数2, 変数3….) #インデックス(添え字)で指定
'{h1}, {h2},{h3}..'.format(h1=変数1, h2=変数2, h3=変数…) #キーワード引数で指定
'{h1},{h2},{h3}…'.format(**{'h1':変数1, 'h2':変数2, 'h3':変数3….} ) #辞書で指定
リストやタプルを埋め込む
format
関数を使えばリストやタプルといったシーケンス型の変数も埋め込むことができます。{}
の中にリストやタプルの要素の添え字を書くことで、リストやタプルの要素を埋め込みます。
'{0[添え字]}, {0[添え字]}, {1[添え字]}, {1[添え字]}…'.format(リスト1, リスト2….)
書式指定
format
関数を使って変数を文字列に埋め込む際には、その書式を指定することができます。
'{0:指定したい書式の型}'format(変数)
{}
の中に:
を書き、その右側に指定したい書式の型を書くことで、書式を指定することができます。
以上がPythonのformat
関数の基本的な使い方となります。この関数を理解し、活用することでPythonプログラミングがより便利になります。.