Pythonのformat
メソッドと置換フィールドを使うと、文字列を整形することができます。以下にその使い方を解説します。
置換フィールドとは
「置換フィールド」は文字列の中に埋め込む記号で、Pythonの置換フィールドは {}
でくくります。文字列の中に埋め込んだ {}
が置換フィールドです。
formatと置換フィールドで文字列を整形する
位置指定
str = '{}と{}を勉強しています'
str.format('python', 'java') # [結果] 'pythonとjavaを勉強しています'
文字列 str
の中に置換フィールド {}
を2つ埋め込みました。format
関数の引数にこの2つの置換フィールドに挿入する文字列「python」「java」を指定することで、文字列を埋め込むことができました。
位置をナンバーで指定
str = '{1}と{0}を勉強しています'
str.format('python', 'java') # [結果] 'javaとpythonを勉強しています'
ここでは置換フィールドを {0} {1}
のようにナンバーをつけました。このナンバーが format
の引数の順番となります。
名前で指定
str = '{name}のポイント残高は{point}ptです'
str.format(name='山田花子', point='1020') # [結果] '山田花子のポイント残高は1020ptです'
置換フィールドに名前をつけて埋め込みました。format
関数の引数にはこの名前を指定するのでわかりやすい方法です。
formatを省略して整形する(名前で指定)
name= '山田花子'
point= '1020'
f'{name}のポイント残高は{point}ptです' # [結果] '山田花子のポイント残高は1020ptです'
str型変数.format
を使わずに記述することもできます。置換フィールドを埋め込んだ文字列の先頭に f
をつけると、format
関数と同じことができます。
以上、Pythonのformat
と置換フィールドを使って文字列を整形する方法でした。