Pythonのexec
関数は、文字列として与えられたPythonコードを動的に解釈し、実行するための組み込み関数です。この記事では、その使い方について詳しく説明します。
exec関数とは
exec
はPythonの組み込み関数の一つで、引数で与えたPythonコードを動的に解釈し、実行できます。以下のように引数でPythonコードの文字列を与えます。
exec(<コード文字列>)
exec
は組み込み関数のため、モジュールのインポート処理は不要です。
exec関数の使い方
以下に具体的な使用例を示します。
code = '''
def add_number(*nums):
return sum(nums)
s = add_number(4, 6, 7)
print(s)
'''
exec(code)
このコードでは、引数で与えた数の和を計算する関数add_number
を定義し、引数4,6,7
でadd_number
関数を呼び出し、計算結果を画面に表示します。
注意点
exec
関数を使用する際は、コードが実行できてしまうため外部からの入力には注意が必要です。特に、ユーザから受け取った入力をそのままexec
関数に渡すと、予期しないコードが実行される可能性があります。そのため、ユーザからの入力をexec
関数で実行する場合は、適切な検証とサニタイズが必要です。
以上、Pythonのexec
関数の使い方について説明しました。この関数を理解し、適切に使用することで、Pythonの動的な特性を活かしたプログラミングが可能になります。.