Pythonのenumerate
関数は、for
文のループ処理でリスト型や辞書型の要素とインデックスを同時に取得したい場合に使います。この記事では、enumerate
関数の基本的な使い方と、それを活用したコード例を紹介します。
enumerate関数の基本
enumerate
関数は、引数にインデックスを取得したいリストを指定します。基本的な形は以下の通りです。
for i, v in enumerate(リスト):
# 処理
ここで、i
はインデックス(位置)を、v
はその位置の値を表します。
リストの要素とインデックスを取得
enumerate
関数を使うと、リストの要素とそのインデックスを同時に取得することができます。以下に例を示します。
fruits = ['apple', 'orange', 'banana']
for i, fruit in enumerate(fruits):
print(f"Index: {i}, Value: {fruit}")
このコードを実行すると、各フルーツとそのインデックスが表示されます。
辞書の要素とインデックスを取得
リストだけでなく、辞書の要素とそのインデックスも同時に取得することができます。以下に例を示します。
dict_fruits = {0: 'apple', 1: 'orange', 2: 'banana'}
for i, (k, v) in enumerate(dict_fruits.items()):
print(f"Index: {i}, Key: {k}, Value: {v}")
このコードを実行すると、各フルーツ、そのキー(元のインデックス)、そして新たなインデックスが表示されます。
以上、Pythonのenumerate
関数とfor
文の活用方法について解説しました。この関数を使うことで、リストや辞書の要素とそのインデックスを効率的に扱うことができます。ぜひ活用してみてください。