Pythonのelif
節は、複数の条件を連続的にチェックするための構文です。if
文で指定した条件が満たされなかったときに、次の条件を検査します。このelif
節を使うことで、より複雑な条件分岐を実現することができます。
以下に、Pythonのelif
節の基本的な使用方法を示します。
if 条件式1:
処理1
elif 条件式2:
処理2
elif 条件式3:
処理3
else:
処理n
このコードを実行すると、まず条件式1
を判定し、その条件が満たされなければ最初のelif
節の条件式2
を判定します。条件式2
が満たされていれば、処理2
を実行します。条件式2
が満たされなければ、以降のelif
節にある条件式3
、条件式4
、…を次々に判定します。すべての条件が満たされなければ、else
節の処理を実行します。
以下に、具体的な例を示します。
string = input("文字列を入力してください:")
if string.isdecimal():
print(string, "は数字です")
elif string.isalpha():
print(string, "はアルファベットです")
else:
print(string, "は数字でもアルファベットでもありません")
このコードは、入力された文字列が数字かアルファベットか、それ以外かを判定します。isdecimal()
メソッドとisalpha()
メソッドを使用して、文字列が数字かアルファベットかを判定します。
Pythonのelif
節は、より複雑な条件分岐を可能にします。これにより、プログラムのロジックをより明確に、効率的に表現することができます。