Pythonでは、elif
とcontinue
はコントロールフロー(制御フロー)を管理するための重要なキーワードです。
elif
elif
はelse if
の略で、if
文の条件が一致しなかった場合に別の条件を設定するための構文です。if … elif … elif …
の連続は、他の言語で見られるswitch
やcase
文の代わりになります。
a = -15
if a >= 10:
print(a * 2)
elif a <= -10:
print(a * -3)
else:
print(a)
上記の例では、a = -15
で実行すると、最初にif a >= 10
のチェックを行い一致しないので次の条件へ、続けてelif a <= -10
のチェックを行い一致するので-3倍した値を出力、という流れになります。
continue
continue
はループの中で使用され、特定のインスタンスを完全にスキップしたり、特定のインスタンスが早期に終了するようにするために使用されます。
for i in range(10):
if i == 5:
continue
print(i)
上記の例では、i == 5
のときにcontinue
が実行され、その後のprint(i)
はスキップされます。その結果、出力される数値の中に5は含まれません。
これらのキーワードを理解し、適切に使用することで、Pythonプログラムの制御フローを効果的に管理することができます。.