PythonのDataclassを使用して、オブジェクトをJSONにシリアライズする方法について説明します。PythonのDataclassは、クラスベースのデータ構造を簡単に作成するための便利なツールです。
Dataclassとは
PythonのDataclassは、クラスベースのデータ構造を簡単に作成するための便利なツールです。Dataclassを使用すると、データの保持、比較、印刷などの一般的なタスクを簡単に行うことができます。
JSONとは
JSONはJavaScript Object Notationの略で、データを交換するための軽量なデータ形式です。JSONは人間にとって読み書きが容易で、マシンにとっても簡単に解析や生成を行うことができます。
DataclassをJSONにシリアライズする
PythonのDataclassをJSONにシリアライズするためには、pyserde
というライブラリを使用します。以下にその使用例を示します。
from serde import serialize, deserialize
from dataclasses import dataclass
@deserialize
@serialize
@dataclass
class Foo:
i: int
s: str
f: float
b: bool
h = Foo(i=10, s='foo', f=100.0, b=True)
print(f"Into Json: {to_json(h)}")
s = '{"i": 10, "s": "foo", "f": 100.0, "b": true}'
print(f"From Json: {from_json(Foo, s)}")
このコードでは、まずFoo
というDataclassを定義しています。そして、Foo
のインスタンスを作成し、to_json
関数を使用してJSONにシリアライズしています。その後、from_json
関数を使用してJSONからFoo
のインスタンスにデシリアライズしています。
このように、PythonのDataclassとJSONのシリアライズを組み合わせることで、データの保存や通信など、さまざまな場面で役立つことでしょう。.