Pythonのassert
文は、コードのデバッグやテストに非常に便利なツールです。この記事では、その基本的な使い方と活用法について詳しく解説します。
assert文とは
assert
文は、基本的に条件をテストするデバッグ支援ツールで、次のような構文になっています。
assert 条件式, 条件式がfalseになったときに出力するメッセージ
条件式が「false」の場合には例外「AssertionError」が起きます。「true」の場合には何も起きずに次の命令を実行します。
assert文の使い方
以下に、assert
文の基本的な使い方を示します。
text1 = "何も起こらない"
text2 = "エラー"
assert text1 == text2, 'text1 is not equal to text2'
このプログラムでは、text1 == text2
がFalse
になるためAssertionError
が出て、そこでプログラムが終了します。指定したエラーメッセージが出力されていることが分かります。
assert文とif文の違い
assert
文とif
文の違いは、次の通りです。
構文 | 条件式の真偽(True) | 条件式の真偽(False) |
---|---|---|
assert文 | 何も起こらない | エラーを出力 |
if文 | 処理を実行 | 何も起こらない |
このように、assert
文とif
文には明確な違いがあります。
assert文の無効化
Pythonの実行オプションである -O
や -OO
を用いることで assert
文は無視されます。
以上、Pythonのassert
文の基本と活用法について解説しました。この機能を活用して、より効率的なデバッグとテストを行いましょう。