Pythonのassert
文は、プログラムが期待する状態を確認するための便利なツールです。assert
文は、指定した条件がTrue
でない場合にAssertionError
を発生させます。このエラーメッセージはデフォルトで提供されますが、カスタムメッセージを提供することも可能です。
assert文の基本的な使用方法
基本的なassert
文の使用方法は以下の通りです:
def f():
return 3
def test_function():
assert f() == 4
このコードでは、関数f
が4
を返すことを期待しています。しかし、実際には3
を返すため、AssertionError
が発生します。
カスタムメッセージの追加
assert
文にカスタムメッセージを追加するには、以下のようにassert
文の後にカンマを付け、メッセージを記述します:
assert False, "Oopsie"
このコードはAssertionError: Oopsie
というメッセージを出力します。
また、テスト中にAPIのステータスコードをチェックする際など、より詳細なカスタムメッセージを提供することも可能です。以下にその例を示します:
def assert_status(response, status=200):
assert response.status_code == status, f"Expected {status}. Actual status {response.status_code}. Response text {response.text}"
この関数assert_status
は、レスポンスのステータスコードが期待する値と一致することを確認します。一致しない場合、期待するステータスコード、実際のステータスコード、レスポンステキストを含む詳細なエラーメッセージが出力されます。
以上がPythonのassert
文とカスタムメッセージの基本的な使用方法です。これらの機能を活用することで、プログラムのデバッグやテストがより効率的に行えます。