Pythonでは、整数型(int)は非常に重要なデータ型の一つです。整数型は、正の整数、負の整数、そして0を含む。
Pythonの整数型オブジェクトは不変(immutable)です。これは、一度作成したintオブジェクトの値は変更できないということを意味します。
また、Pythonでは大きな整数も扱えるため、例えば階乗などの計算でも桁溢れを気にすることなく計算可能です。
# int型オブジェクトの不変性
x = 5
print(x) # 出力: 5
# intオブジェクトの値は変更できない
x = 10
print(x) # 出力: 10
# 大きな整数の計算
factorial = 1
for i in range(1, 101):
factorial *= i
print(factorial) # 出力: 93326215443944152681699238856266700490715968264381621468592963895217599993229915608941463976156518286253697920827223758251185210916864000000000000000000000000
Pythonでは、int()
関数を用いて文字列を整数に変換できます。ただし、文字列が数値でなければエラーが発生します。
# 文字列から整数への変換
num = int("123")
print(num) # 出力: 123
また、Pythonのbool()
関数を使って真偽値を判定する際、マイナスの整数もTrueと評価されます。
print(bool(-1)) # 出力: True
このように、Pythonでは整数型とマイナス値の扱いについて理解することが重要です。