Pythonでは、整数の除算を行う際に結果を切り上げる方法がいくつかあります。以下にその方法を示します。
math.ceilを使用する方法
Pythonのmathモジュールにはceilという関数があります。この関数は、引数として与えられた数値以上の最小の整数を返します。したがって、この関数を使用して除算の結果を切り上げることができます。
import math
# 除算の結果を切り上げ
result = math.ceil(21 / 5)
print(result) # 5
このコードでは、21を5で除算した結果（4.2）をmath.ceil関数に渡しています。その結果、5（4.2以上の最小の整数）が得られます。
算術演算を使用する方法
math.ceilを使用せずに、単純な算術演算だけで除算の結果を切り上げる方法もあります。
# 除算の結果を切り上げ
result = int(21 / 5) + (21 % 5 > 0)
print(result) # 5
このコードでは、まず21を5で除算した結果（4）を整数に変換しています。次に、21を5で割った余り（1）が0より大きいかどうかを判定しています。この判定結果はブール値（TrueまたはFalse）となりますが、これを整数に変換すると1（Trueの場合）または0（Falseの場合）になります。したがって、余りがある場合（つまり、除算の結果が切り捨てられる場合）には1が加算され、余りがない場合（つまり、除算の結果がすでに整数である場合）には0が加算されます。
以上のように、Pythonでは整数の除算を行う際に結果を切り上げる方法がいくつかあります。適切な方法を選択することで、さまざまな計算を効率的に行うことができます。