Pythonにおける待機処理の活用

Pythonは多くのライブラリを持っており、その中にはプログラムの実行を一時停止するためのtime.sleep()関数を含むtimeモジュールや、非同期プログラミングのためのasyncioライブラリなどがあります。また、特定の条件が満たされるまで待つためのwaitingライブラリも存在します。

time.sleep()関数

time.sleep()関数は、指定した秒数だけPythonのスクリプトの実行を一時停止します。以下にその基本的な使用例を示します。

import time

print("Start")
time.sleep(5)  # 5秒間待機
print("End")

このコードは”Start”を出力した後、5秒間待機してから”End”を出力します。

asyncioライブラリ

非同期プログラミングでは、asyncioライブラリのasyncio.sleep()関数を使用します。以下にその使用例を示します。

import asyncio

async def async_task():
    await asyncio.sleep(3)
    print("Async task completed.")

# Run the asynchronous task
asyncio.run(async_task())

このコードは非同期タスクを実行し、3秒間待機した後に”Async task completed.”を出力します。

waitingライブラリ

waitingライブラリは、特定の関数がTrueを返すまで待つためのライブラリです。これにより、複雑な条件を指定して条件が満たされるまで待機することが可能になります。

以上、Pythonにおける待機処理の基本とその活用について説明しました。これらのライブラリと関数を活用することで、プログラムの実行を一時停止したり、特定の条件が満たされるまで待つといった処理を行うことができます。