Pythonのプログラミングにおいて、ループカウンタ変数としてよく使用される ‘i’ の意味と使用法について解説します。
‘i’ の起源
ループカウンタ変数のほとんどに ‘i’ が使用されるのは、最初の高級言語であるFORTRANに由来します。FORTRANではデフォルトで変数の型宣言が不要であり、アルファベットI~Nの1文字目の変数名が整数型、それ以外は実数型という言語仕様になっていました。
‘i’ の意味
アルファベットの ‘I’ は、Index, Iterator, Integerの頭文字ですから変数として使用するにも都合がいい。また、アルファベットの ‘I’ の起源であるギリシア文字のイオタ (iota)は小さな変化の意味があり、カウンタとは小さな変化を起こしているともいえるでしょう。
‘i’ の使用法
Pythonのforループでは、一組の値についてコードの一部を繰り返し実行します。以下の例では、forループを使用して配列内のそれぞれの数値を出力に表示します。
# for ループの例
for i in [1, 2, 3, 4]:
print(i, end=", ")
このコードは 1, 2, 3, 4,
を出力に表示します。
まとめ
Pythonのforループとループカウンタ変数 ‘i’ の使用法について説明しました。ループカウンタ変数の名前に下手に悩むより慣習のまま ‘i’ を使うのが悩まず楽でいいですよね。あと、’j’ と ‘k’ をループカウンタ変数として使用するのは ‘i’ の次の文字という自然な理由です。.