Pythonのスクリプトを自動実行するために、Windowsのバッチファイルを使用する方法を紹介します。この方法は、特定のタスクを定期的に実行したい場合や、複数のスクリプトを一定の順序で実行したい場合に非常に便利です。
バッチファイルの作成
まず、Pythonスクリプトを実行するためのバッチファイルを作成します。以下にその手順を示します。
@echo off
cd /d %~dp0
call C:\\Users\\ユーザー\\Anaconda3\\Scripts\\activate.bat
call activate base
python test.py
pause
ここで、@echo off
は余分な情報やコマンドの出力を表示せずにスクリプトを実行します。cd /d %~dp0
はバッチファイルが格納されているディレクトリに移動します。call C:\\Users\\ユーザー\\Anaconda3\\Scripts\\activate.bat
とcall activate base
はAnaconda環境を有効にします。そして、python test.py
でPythonスクリプトを実行します。最後に、pause
はバッチファイルの実行が終了した後にコマンドプロンプトを一時停止します。
バッチファイルの使用
バッチファイルを使用してPythonスクリプトを実行するには、作成したバッチファイルをダブルクリックします。また、複数のPythonスクリプトを一定の順序で実行する場合は、以下のようにバッチファイルを編集します。
@echo off
cd /d %~dp0
call C:\\Users\\ユーザー\\Anaconda3\\Scripts\\activate.bat
call activate base
for %%i in (%*) do ( python %%i )
pause
このバッチファイルでは、for %%i in (%*) do ( python %%i )
により、ドラッグアンドドロップされたすべてのファイルが順番に実行されます。
以上がPythonとバッチファイルを使ったスクリプトの自動実行の基本的な方法です。これにより、定期的なタスクの自動化や複数のスクリプトの順序定めた実行が可能となります。.