Pythonはその強力なデータ処理機能とともに、さまざまなデータベースシステムと連携できるツールを提供しています。Pythonで扱える主要なデータベースには以下のようなものがあります:
- リレーショナルデータベース(RDBMS): MySQL, PostgreSQL, SQLiteなど
- NoSQLデータベース: MongoDB, Cassandra, Redisなど
それぞれのデータベースには特性と利点があり、用途によって選択するデータベースが異なります。
リレーショナルデータベース
リレーショナルデータベースは、行と列を持つテーブルのデータ項目をつなげたデータの構造体です。複数のテーブルを関連付けて一つのデータ構造を作ることができ、SQL(構造化クエリ言語)を使ってデータを追加・変更・削除をすれば、データ構造体も関連して更新されます。
SQLite
SQLiteは、ファイルで扱うデータベースで、他のリレーショナルデータベースと違い、サーバーを用意する必要がありません。ファイルを直接データベースとして扱うので、他のデータベースに比べできることは限られますが、SQLを使う他のリレーショナルデータベースと共通する部分がほとんどなので、まずはSQLiteでデータベースの基本を学習すれば、他のデータベースへの移行もスムーズにできるのが特徴です。
MySQL
MySQLは、オープンソースのデータベースで無料で使うことができるため、世界中で多くの企業や個人が使っているデータベースです。Webサーバー(Apacheなど)を用意して、MySQLサーバーをインストールする必要がありますが、レンタルサーバーが自動でMySQLの環境を作ってくれるツールなどもあるので、比較的容易に利用することができるのも魅力の一つです。
NoSQLデータベース
NoSQLデータベースは、リレーショナルデータベースがSQLによってテーブルの項目をつなげるのに対して、つなげる部分をカットしてJSON(JavaScript Object Notation)ドキュメントなどに保存されます。
それぞれのデータベースには特性と利点があり、用途によって選択するデータベースが異なります。この記事を参考に、Pythonプログラミングにおけるデータベースの選択を行ってください。.