Pythonとzipfileモジュールの例外処理

PythonのzipfileモジュールはZIPアーカイブとの作業を容易にします。しかし、ZIPファイルが壊れている場合や、ZIP64機能が必要なZIPファイルを扱う場合など、例外が発生することがあります。

Pythonでは、try-exceptブロックを使用してこれらの例外を処理することができます。以下に、zipfileモジュールで発生する可能性のある一部の例外とその処理方法について説明します。

BadZipFile

BadZipFileは、ZIPファイルが壊れているか、無効なフォーマットである場合に発生します。この例外を処理するには、ZIPファイルを開く操作をtryブロック内に置き、exceptブロックでBadZipFileをキャッチします。

from zipfile import ZipFile, BadZipFile

try:
    with ZipFile(path_to_zipfile) as zf:
        print("zipfile is OK")
except BadZipFile:
    print("zipfile is not valid")

このコードでは、path_to_zipfileで指定されたZIPファイルを開きます。ファイルが正常であれば、”zipfile is OK”と表示します。ファイルが壊れているか無効な場合は、”zipfile is not valid”と表示します。

LargeZipFile

LargeZipFileは、ZIP64機能が必要なZIPファイルを扱う際に発生します。この例外は、ZIPファイルが4GiB以上の大きさである場合などに発生します。この例外を処理する方法はBadZipFileと同様です。

以上がPythonのzipfileモジュールで発生する一部の例外とその処理方法についての説明です。これらの情報がPythonでのZIPファイル操作の参考になれば幸いです。