PythonでYAMLファイルを読み込む際には、PyYAML
というライブラリが一般的に使用されます。しかし、yaml.load()
関数を単純に使用すると、セキュリティ上の警告が出力されることがあります。
この警告は、Loader
パラメータを指定せずにyaml.load()
を呼び出すと発生します。Loader
パラメータには、SafeLoader
、FullLoader
、UnsafeLoader
の3つのオプションがあります。
import yaml
with open('config.yml', 'r') as yml:
config = yaml.load(yml, Loader=yaml.SafeLoader)
上記のコードは、SafeLoader
を使用してYAMLファイルを安全に読み込む例です。SafeLoader
は最も安全なローダで、YAMLのサブセットのみを処理します。外部からのYAML入力を受け付ける場合には、このSafeLoader
を使用することが推奨されます。
一方、FullLoader
は現在のデフォルトのローダで、基本的にはフル機能のYAMLを受け付けます。ただし、任意のコード実行を可能にするような動作は使用できません。
最後に、UnsafeLoader
は元々のローダで、フルパワーのYAMLを処理できます。しかし、任意のコードも実行できるため、必要な場合にのみ使用することが推奨されます。
以上がPythonでYAMLファイルを安全に読み込むための基本的なガイドラインです。適切なLoader
を使用することで、YAMLファイルの読み込みを安全に行うことができます。.