PythonでXMLファイルの内容をXPathを使って読み取る場合、名前空間付きのXMLファイルを扱うためには特定の手順が必要です。
lxmlを使用した方法
まず、lxml
ライブラリを使用してXMLファイルを解析します。以下にその手順を示します。
from lxml import etree
# XMLファイルを読み込む
tree = etree.parse('your_file.xml')
# ルート要素を取得
root = tree.getroot()
# 名前空間を確認
print(root.nsmap)
このコードを実行すると、XMLファイルの名前空間が表示されます。次に、この名前空間をXPathクエリに適用します。
# 名前空間を設定
mynsmap = {}
mynsmap['x'] = root.nsmap[None]
mynsmap['xsi'] = root.nsmap['xsi']
# XPathクエリを実行
result = tree.xpath("/x:YourElement/x:YourSubElement", namespaces=mynsmap)
# 結果を表示
print(result)
このコードは、指定したXPathクエリに対応する要素を検索し、その結果を表示します。
ElementTreeを使用した方法
一方、xml.etree.ElementTree
を使用する方法もあります。以下にその手順を示します。
from xml.etree import ElementTree
# XMLファイルを読み込む
tree = ElementTree.parse("your_file.xml")
# 名前空間を登録(再書き出し時に名前空間のプレフィックスを避けるため)
ElementTree.register_namespace('', 'your_namespace')
# XPathクエリを実行
for node in tree.findall(".//{your_namespace}YourElement/{your_namespace}YourSubElement"):
# 要素のテキストを書き換え
node.text = "new_text"
# XMLファイルを書き出す
tree.write("output.xml", "UTF-8", True)
このコードは、指定したXPathクエリに対応する要素のテキストを新しいテキストに書き換え、その結果を新しいXMLファイルに書き出します。
以上がPythonでXPathを使用して名前空間付きのXMLを扱う方法です。この情報がPythonとXPathの使用に役立つことを願っています。.