Pythonのxml.dom.minidom
モジュールを使用してXMLファイルを作成する方法について説明します。このモジュールは、Document Object Model (DOM) インターフェースの最小の実装で、他の言語の実装と似たAPIを持っています。
まず、新しいXMLドキュメントを作成するために、xml.dom.minidom.Document()
を呼び出します。次に、createElement()
を使用して新しい要素ノードを生成し、appendChild()
で子ノードを追加します。
from xml.dom import minidom
# DOMオブジェクトの生成
dom = minidom.Document()
# rootノードの生成と追加
root = dom.createElement('root')
dom.appendChild(root)
# サブノードの生成
subnode = dom.createElement('subnode')
subnode.appendChild(dom.createTextNode("日本語もOK"))
# サブノートにattributeとvalueを設定
subnode.setAttribute('name', 'Test')
# 新たな子ノードを追加
root.appendChild(subnode)
# XMLドキュメントを整形して出力
xml_str = dom.toprettyxml(indent="\t")
# ファイルに書き込み
with open("test.xml", "w") as f:
f.write(xml_str)
上記のコードは、新しいXMLドキュメントを作成し、その中にroot
という名前の要素を追加します。その後、subnode
という新しい要素を作成し、その中にテキストノード”日本語もOK”を追加します。最後に、subnode
にname
という属性とTest
という値を設定し、root
要素の子として追加します。
このように、Pythonのxml.dom.minidom
モジュールを使用すると、簡単にXMLドキュメントを作成することができます。ただし、このモジュールは悪意を持って作成されたデータに対して安全ではないため、信頼できないデータや認証されていないデータをパースする必要がある場合は注意が必要です。.