Pythonのライブラリであるxlwingsを使ってExcelのセルに数式を設定したり、取得したりする方法について説明します。
xlwingsとは
xlwingsはPythonからExcelを操作するためのライブラリです。このライブラリを使うと、PythonのコードからExcelのセルの値を読み書きしたり、数式を設定したりすることができます。
数式の設定
xlwingsを使ってセルに数式を設定するには、Range.formula
プロパティを使います。以下に具体的なコードを示します。
import xlwings as xw
# ブックを開く
book = xw.Book('path_to_your_file.xlsx')
# シートを選択
sheet = book.sheets['Sheet1']
# セルに数式を設定
sheet.range('A1').formula = '=SUM(B1:B10)'
このコードを実行すると、’Sheet1’の’A1’セルに=SUM(B1:B10)
という数式が設定されます。
数式の取得
xlwingsを使ってセルから数式を取得するには、やはりRange.formula
プロパティを使います。以下に具体的なコードを示します。
import xlwings as xw
# ブックを開く
book = xw.Book('path_to_your_file.xlsx')
# シートを選択
sheet = book.sheets['Sheet1']
# セルから数式を取得
formula = sheet.range('A1').formula
print(formula)
このコードを実行すると、’Sheet1’の’A1’セルに設定されている数式が出力されます。
以上がPythonとxlwingsを使ってExcelの数式を操作する基本的な方法です。これを応用すれば、より複雑なExcel操作をPythonから行うことが可能になります。.