Pythonとwin32comを使ったExcel操作

PythonからExcelを操作するためのライブラリとして、win32comがあります。このライブラリを使用すると、PythonからExcelの各種機能を制御することが可能になります。

win32comのインストール

まずはwin32comをインストールします。以下のコマンドを実行します。

pip install pywin32

Excelの起動と終了

Excelを起動するには、以下のようにwin32com.clientを使用します。

import win32com.client

# Excelを起動
app = win32com.client.Dispatch("Excel.Application")

# Excelを終了
app.Quit()

ワークブックの操作

次に、ワークブックを開きます。以下のコードでは、app.Workbooks.Openを使用してワークブックを開き、workbook.Closeでワークブックを閉じています。

from pathlib import Path

# ワークブックを開く
abspath = str(Path("data/sample.xlsx").resolve())
workbook = app.Workbooks.Open(abspath, UpdateLinks=0, ReadOnly=True)

# ワークブックを閉じる
workbook.Close()

シートの操作

ワークブック内のシートを操作するには、workbook.Worksheetsを使用します。

# シートの一覧を取得
print(workbook.Worksheets.Count)
for i in range(1, workbook.Worksheets.Count + 1):
    print(workbook.Worksheets(i).name)

# シート名からシートを取得
sheet = workbook.Worksheets("Sheet1")

セルの操作

シート内のセルを操作するには、sheet.Cells.Itemを使用します。

# セルに値を設定
for i, cell in enumerate(ws.Range("A1:B5")):
    cell.Value = i

以上が基本的なwin32comを使用したExcel操作の例です。これらの基本操作を組み合わせることで、PythonからExcelを自由に操作することが可能になります。.