PythonとWin32 API: pywin32の活用

pywin32とは？

pywin32は、PythonからWin32 APIへアクセスするためのライブラリです。このライブラリを利用すれば、PythonからWindowsの深い部分にアクセスすることが可能となります。

pywin32のインストール

pywin32のインストールは非常に簡単で、以下のコマンドを実行するだけです。

pip install pywin32

pywin32の活用例

Excelマクロの実行

PythonからExcelを操作するためのライブラリとしてはopenpyxlがありますが、openpyxlではマクロが実行できません。それに対して、pywin32を使えば、マクロを実行することが可能です。

イベントログの監視

イベントログの監視もpywin32を使えば可能です。以下にイベントログを取得するサンプルコードを示します。

import win32evtlog

h = win32evtlog.OpenEventLog(None, "Application")
flags = win32evtlog.EVENTLOG_BACKWARDS_READ | win32evtlog.EVENTLOG_SEQUENTIAL_READ
records = win32evtlog.ReadEventLog(h, flags, 0)

if len(records) > 0:
    record = records[3]
    print(str(record.RecordNumber))
    print(record.TimeGenerated.Format())
    print(record.TimeWritten.Format())
    print(str(record.EventID))
    print(str(record.EventType))
    print(str(record.EventCategory))
    print(record.SourceName)
    print(record.ComputerName)
    print(record.StringInserts)
    print(record.Sid)

以上のように、pywin32はPythonからWin32 APIへアクセスするための強力なツールです。これにより、PythonからWindowsの深い部分にアクセスし、より高度な操作を行うことが可能となります。