Pythonは多機能なプログラミング言語で、その一つとして音声認識の機能があります。特に、オフラインで音声認識を行うことが可能なライブラリとして「VOSK」が存在します。
VOSKとは
VOSKはオフラインで音声認識を行うことができるライブラリで、Pythonだけでなく、JavaScript(Node.js)など他の言語でも利用することが可能です。VOSKは音声認識だけでなく、音声区間検出(いつ話しているかの判断)も行います。そのため、録音したデータをVOSKに流し込むだけで、ちょうどいい区切りのところで認識結果をテキストとして返してくれます。
VOSKの利用方法
VOSKを利用するためには、まずVOSKのライブラリをインストールする必要があります。Pythonではpipを使ってインストールできます。また、音声認識を行うためのモデルも必要で、公式サイトからダウンロードできます。
VOSKを使った音声認識のプログラムは、録音するプロセスとメインのプロセスがキューでデータをやり取りします。録音したデータは随時録音するプロセスからメインのプロセスに送られ、メインのプロセスで認識した結果は表示されます。
まとめ
PythonとVOSKを使用することで、オフラインで音声認識を行うことが可能です。Web会議などで長々と話されると、ついつい集中が切れてしまい聞き逃してしまうことがありますが、VOSKを使用すれば、発言をすべて文字起こししてしまえば、聞き逃さないのではないかという可能性が広がります。