Pythonのスクリプトを書く際、ファイルの先頭に特定の行を記述することがあります。これは「Shebang」または「シバン」と呼ばれ、Unix系システムにおいて、ファイルに書かれたプログラム文をどうやって実行するかを指定します。
Pythonでは、Shebangの後に続くインタープリタのパスを指定することで、そのスクリプトがどのPythonのバージョンで実行されるべきかを指定できます。
また、Pythonのソースコードでは、Shebangとは別に、エンコーディングを指定するための特殊なコメントがあります。これは「Magic comment」と呼ばれ、次のように記述します。
# -*- coding: <encoding name> -*-
ここで、<encoding name>
には使用するエンコーディングの名前を指定します。例えば、UTF-8を使用する場合は次のようになります。
# -*- coding: utf-8 -*-
このMagic commentは、Python 3では基本的に不要です。なぜなら、Python 3ではデフォルトのエンコーディングがUTF-8になっているからです。しかし、特定の理由で異なるエンコーディングを使用する必要がある場合や、Python 2との互換性を保つためには、このMagic commentを使用します。
以上が、PythonとUTF-8 Shebangについての基本的な情報です。これらの知識を持っておくと、Pythonのスクリプトをより理解しやすくなります。.