TensorFlowとは?
TensorFlowはGoogleが開発した人工知能開発用の計算ライブラリです。頻繁に使う機能がパッケージされており、Pythonを始め、C言語やJavaなどの言語で使うことが可能です。
TensorFlowのインストール方法
TensorFlowのインストールはコマンド入力で行うことができます。しかし、バージョンによってインストール方法が変わることもあるため、注意が必要です。
pipの最新版をインストールする
TensorFlowはコマンド入力でインストールするのがもっとも簡単ですが、そのためにはまずpipをインストールする必要があります。pipの最新版をインストールするには、コマンドプロンプトやターミナルで以下のコマンドを実行します。
pip install --upgrade pip
TensorFlowをインストールする
続いて、以下のコマンドを実行してTensorFlowをインストールします。
pip install tensorflow
インストールには時間がかかることもあります。インストール完了時にエラーが発生していないかを確認し、問題なければ動作確認へと進みます。
TensorFlowの動作確認を行う
TensorFlowが自分の環境で問題なく動くか確認するために、ソースコードを書いて実行してみましょう。Pythonを対話モードにして、以下のソースコードを実行します。
import tensorflow as tf
print(tf.__version__)
インストールしたTensorFlowのバージョンが表示されれば、問題なくTensorFlowが動作しています。
TensorFlowのインストールができない場合の確認事項
TensorFlowをインストールしようと思ったものの、インストールができずエラーが発生してしまった方もいるのではないでしょうか。TensorFlowのインストールができない場合は、以下の3つを確認してみてください。
- pipのバージョンを確認する: pipのバージョンが古いと、TensorFlowがインストールできない場合があります。pipは最新バージョンにアップグレードしておくことをおすすめします。
- Pythonのバージョンを確認する: Pythonのバージョンが古い場合、インストールができない可能性があります。次のコマンドによってPythonのバージョンを確認しましょう。
python3 -V
- 動作確認でSessonを使おうとしていないか: TensorFlowは「2.0」からSessonが廃止されました。しかし、古いサイトではSessonを使って動作確認を行う手順が解説されている場合があります。「tf.Session ()」などと記述すると「2.0」以降ではエラーが出ます。TensorFlowの動作確認を行う場合は、上記に記載したソースコードを用いることをおすすめします。
以上、PythonとTensorFlowのインストールについて解説しました。この情報が皆さんのAI開発に役立つことを願っています。.