TelloとPython
TelloはDJI社のトイドローンで、Pythonのプログラムによる遠隔操作が可能です。PythonのSDKが公開されており、誰でも使うことができます。
環境構築手順
Telloの環境構築は次のようなステップで行います。
- Tello-Python SDKのダウンロード: DJI社が公式で提供している Tello-Python SDK をダウンロードします。
- Pythonのインストール: Windows版Python 2.7をインストールします。
- Pythonモジュールのインストール: TelloVideoの動作に必要なPythonモジュールをインストールします。インストールするPythonモジュールはNumPy, Matplotlib, OpenCV-Python (ver.3.4.2.17), Pillowです。
- Boostのインストール: BoostはオープンソースのC++用ライブラリです。
- FFmpegのライブラリ取得: FFmpegは動画再生・変換のためのソフトウェアです。
- Visual Studio 2013 C++ランタイムコンポーネントのインストール: Visual Studio 2013 C++のインストーラをダウンロードし起動してインストールします。
- libh264decoderのコピー: 「Tello-Python SDK」の中にある「Tello-Python-master\Tello_Video\h264decoder\Windows\x64\libh264decoder.pyd」をコピーします。
以上でPythonモジュールのインストールは完了です。
サンプルプログラムの動作確認
Telloを起動し、TelloとWi-Fi接続します。「TelloVideo」内の「main.py」を実行します。Telloのカメラ映像といくつかのボタンが配置されたウィンドウが開けば、環境構築が成功です。
以上がPythonとTelloドローンの環境構築についての記事です。この情報が皆さんのプロジェクトに役立つことを願っています。