PythonとSQLAlchemyを使用してデータベースを操作する方法について説明します。この記事は、PythonとSQLAlchemyを使用してデータベースとのやり取りを行う方法についての基本的なガイドです。
SQLAlchemyの基本
SQLAlchemyはPythonでSQLデータベースとのやり取りを管理するためのライブラリです。以下に、SQLAlchemyを使用してデータベースからデータを取得する基本的な方法を示します。
# 全取得
users = session.query(User).all()
# カラム指定
users = session.query(User.name, User.email).all()
上記のコードでは、まずsession.query(User).all()
を使用してUserのモデルをすべて取得します。次に、session.query(User.name, User.email).all()
を使用してUserモデルから”name”と”email”のみを取得します。
SQLAlchemyでのフィルタリング
SQLAlchemyでは、filter
とfilter_by
の2つの方法でデータをフィルタリングできます。
# filter
session.query(User).filter(User.name == 'Alice', User.age > 30)
# filter_by
session.query(User).filter_by(name='Alice')
filter
はSQLのWHERE句と同様に動作し、filter_by
は主にキーワード引数を通じて等価比較を行います。
SQLAlchemyでのサブクエリ
SQLAlchemyでは、作成したサブクエリを他のクエリの中で参照したり、ジョインしたり、WHERE句で使われたりします。
# サブクエリの作成
subquery = session.query(User.id).filter(User.age > 25).subquery()
# サブクエリを使用したメインクエリ
main_query = session.query(User).filter(User.id.in_(subquery))
result = main_query.all()
上記のコードでは、25歳以上のユーザーのidを取得するサブクエリを作成し、そのサブクエリを使用してメインクエリを作成しています。
以上がPythonとSQLAlchemyを使用してデータベースを操作する基本的な方法です。これらの基本を理解すれば、PythonとSQLAlchemyを使用してより複雑なデータベース操作を行うことが可能になります。.