PythonとSeleniumを使用してGoogleに自動ログインする方法について解説します。この記事は、PythonとSeleniumを使用してWebブラウザの操作を自動化する方法についての基本的な知識を持っていることを前提としています。
Googleへの自動ログインが難しい理由
Googleは、Seleniumを利用したアカウントへの自動ログインを拒否するよう設定されています。そのため、SeleniumでGoogleアカウントを利用するようなコードを実行したい場合は、Googleアカウントにログインした状態のブラウザを使う必要があります。
自動ログインの方法
Seleniumで自動ログインするには、ログインしたいアカウントのプロファイルをプログラム内で指定する必要があります。
プロファイルの確認
まず、Google Chromeを開き、アドレスバーに chrome://version
を入力します。すると、ユーザープロファイルの情報が表示されます。
プロファイルの指定
次に、Seleniumの起動オプションにプロファイルを指定します。以下にPythonのコードを示します。
from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.chrome.options import Options
options = Options()
options.add_argument("--user-data-dir=プロファイル保存先パス")
options.add_argument("--profile-directory=プロファイル名")
driver = webdriver.Chrome(options=options)
driver.get("https://www.google.com/")
このコードを実行すると、Chromeにログインした状態で実行が可能となります。
まとめ
今回は、PythonとSeleniumを使用してGoogleアカウントに自動ログインする方法について解説しました。この方法は、GmailやYoutube Studio、Google Driveなど、Googleにログインした状態で操作したい場面で役立つでしょう。