PythonでHTTP通信を行う際に便利なライブラリとして、Requests
があります。このライブラリを使用すると、Python標準のurllib
よりもシンプルにHTTPリクエストをコーディングできます。
Requestsのインストール
RequestsライブラリはPythonの標準ライブラリには含まれていないため、別途インストールが必要です。以下のコマンドでインストールできます。
pip install requests
HTTPメソッド
Requestsライブラリでは、以下のようなHTTPメソッドが利用できます。
- GET:
requests.get(url)
- POST:
requests.post(url)
- PUT:
requests.put(url)
- DELETE:
requests.delete(url)
- HEAD:
requests.head(url)
これらのメソッドを使用すると、指定したURLに対してHTTPリクエストを送信できます。
レスポンスオブジェクト
Requestsライブラリの戻り値はレスポンスオブジェクトと呼ばれ、このオブジェクト内に様々な情報が格納されています。以下に主要な属性を示します。
response.url
: リクエスト先URLresponse.status_code
: レスポンスステータス(200 など)response.headers
: ヘッダー情報response.text
: htmlやjson形式の文字列型データresponse.content
: zip,jpgファイルなど
以上がPythonとRequestsライブラリの基本的な使い方になります。これらの知識を活用して、効率的なWebスクレイピングを行いましょう。