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QScrollAreaは、Qtのウィジェットの一つで、子ウィジェットの内容をスクロール可能なビューで表示するために使用されます。特に、ウィジェットがフレームのサイズを超える場合、ビューはスクロールバーを提供して、子ウィジェットの全領域を表示できるようにします。

以下に、QScrollAreaを使用してスクロールバーを追加する基本的なコードを示します。

imageLabel = QLabel()
image = QImage("happyguy.png")
imageLabel.setPixmap(QPixmap.fromImage(image))
scrollArea = QScrollArea()
scrollArea.setBackgroundRole(QPalette.Dark)
scrollArea.setWidget(imageLabel)

このコードは、画像ラベルを含むスクロールエリアを作成します。画像をスケーリングすると、スクロールエリアは必要なスクロールバーを提供します。

また、PyQtを使用してスクロールバーを追加する方法もあります。QScrollAreaの利用シーンとしては、以下の2パターンに分けることができます。

  1. QWidget/QMainWindow上の特定の領域でスクロールしたい
  2. QWidgetを継承・カスタマイズしたオブジェクト自体にスクロールを追加したい

特に1のパターンでは、以下の参考ページの方法が参考になります。

class MyWidget(QScrollArea):
    def __init__(self, n_buttons):
        super().__init__()
        self.setWidgetResizable(True)
        inner = QWidget()
        layout = QVBoxLayout()
        self.label = QLabel('?', self)
        layout.addWidget(self.label)
        for k in range(n_buttons):
            button = QPushButton(f"Button {k}")
            button.clicked.connect(self.on_change)
            layout.addWidget(button)
        inner.setLayout(layout)
        self.setWidget(inner)

    def on_change(self):
        button = self.sender()
        self.label.setText(button.text())
        self.label.adjustSize()

if __name__ == '__main__':
    app = QApplication(sys.argv)
    w = MyWidget(16)
    w.show()
    app.exit(app.exec_())

このコードは、スクロールエリア内に複数のボタンを追加し、それぞれのボタンがクリックされたときにラベルのテキストを変更するカスタムウィジェットを作成します。

以上がPythonとQtのQScrollAreaについての基本的な情報と使用例です。これらの情報を元に、さらに詳細なアプリケーションを開発することができます。

投稿者 admin

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