PythonとQTableWidget: セルの編集可能性を制御する

PythonとPyQt5を使用して、QTableWidgetのセルの編集可能性を制御する方法について説明します。QTableWidgetは、行と列のグリッドを表示し、各セルに項目を配置できるウィジェットです。しかし、特定のセルを編集不可にしたい場合や、全体の編集可能性を切り替えたい場合があります。

セルの編集可能性を制御する

QTableWidgetのセルの編集可能性は、項目のフラグによって制御されます。フラグは、項目が選択可能、編集可能、有効などの状態を制御します。

以下に、セルを編集不可にする方法を示します。

from PyQt5 import QtCore, QtWidgets

class MainWindow(QtWidgets.QMainWindow):
    def __init__(self, parent=None):
        super(MainWindow, self).__init__(parent)
        table_widget = QtWidgets.QTableWidget(4, 3)
        self.setCentralWidget(table_widget)

        item = QtWidgets.QTableWidgetItem(str('wait'))
        # execute the line below to every item you need locked
        item.setFlags(QtCore.Qt.ItemIsEnabled)
        table_widget.setItem(0, 1, item)

このコードでは、QtCore.Qt.ItemIsEnabledフラグを設定して、セルを編集不可にしています。

QTableWidget全体の編集可能性を制御する

QTableWidget全体の編集可能性を制御するには、setEditTriggersメソッドを使用します。

以下に、QTableWidget全体を編集不可にする方法を示します。

self.tableWidget.setEditTriggers(QtWidgets.QAbstractItemView.NoEditTriggers)

このコードでは、QtWidgets.QAbstractItemView.NoEditTriggersを設定して、QTableWidget全体を編集不可にしています。

以上が、PythonとPyQt5を使用して、QTableWidgetのセルの編集可能性を制御する方法になります。これらのテクニックを使用することで、アプリケーションのユーザーインターフェースをより柔軟に制御することができます。