PythonのPyYAMLライブラリを使用して、YAMLファイルからカスタムオブジェクトをロードする方法について説明します。
PyYAMLとは
PyYAMLは、PythonでYAMLファイルを読み書きするためのライブラリです。YAMLは”YAML Ain’t Markup Language”の略で、データ構造を人間が読みやすい形式で表現するための言語です。
カスタムローダーの作成
PyYAMLでは、add_multi_constructor()
というグローバル関数を使用して、YAMLファイルからカスタムオブジェクトをロードするためのカスタムローダーを作成することができます。以下にその例を示します。
import yaml
def var_handler(loader, suffix, node=None):
# 処理
pass
yaml.add_multi_constructor("tag:yaml.org,2002:var", var_handler)
このコードでは、var_handler
という関数が、YAMLファイルに!!var
というタグがあったときに呼び出されます。
注意点
PyYAMLのload()
関数には、Loaderのインスタンスを受け取る関数がありません。そのため、作成したLoaderオブジェクトを、YAML読み込み後に使用したい場合は、Loader#get_single_data()
を直接呼び出す必要があります。
まとめ
この記事では、PythonのPyYAMLライブラリを使用して、YAMLファイルからカスタムオブジェクトをロードする方法について説明しました。この知識を活用して、PythonとYAMLをより効果的に使用してください。.