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Pythonのデータ分析ライブラリであるPandasには、DataFrameの各列を特定の小数点以下の桁数に丸める機能があります。この機能は、データの簡潔化や可視化に役立ちます。

DataFrameの丸め操作

PandasのDataFrame.round関数を使用すると、DataFrameの各列を特定の小数点以下の桁数に丸めることができます。この関数の使用方法は2つあります。

  1. 全ての列を同じ桁数で丸める: df.round(decimals=2)とすると、df内の全ての列を2桁以下で丸めます。
import pandas as pd
df = pd.DataFrame({'col1': [1.2345, 6.7890], 'col2': [2.3456, 7.8901], 'col3': [3.4567, 8.9012]})
df_rounded = df.round(decimals=2)
print(df_rounded)
  1. 列ごとに異なる桁数で丸める: decimals = {'col1': 0, 'col2': 2, 'col3': 4}とし、df.round(decimals=decimals)とすると、decimalsディクショナリで各列の丸め桁数を指定します。
decimals = {'col1': 0, 'col2': 2, 'col3': 4}
df_rounded = df.round(decimals=decimals)
print(df_rounded)

注意点

  • decimalsで指定された桁数よりも少ない桁数の数値はそのまま出力されます。
  • 文字列型やカテゴリ型など、数値以外のデータ型には影響しません。
  • 丸め処理によってデータの精度が失われる可能性があるため、必要に応じて元のデータも保持しておくことをおすすめします。

以上、PythonとPandasを使用したDataFrameの丸め操作について説明しました。この機能を理解し、データ分析に活用しましょう。

投稿者 admin

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