PythonのライブラリであるOpenPyXLは、Excelの操作を可能にします。特に日付データの取り扱いについては、OpenPyXLが強力なツールとなります。
Excelの日付データとPythonのdatetime
Excelの日付データは、数値として保存されます。しかし、OpenPyXLを使用すると、日付の表示形式が設定されているセルはPythonのdatetime.datetime
オブジェクトとして扱われます。これにより、Pythonで日付データを直感的に操作することが可能になります。
以下に、Excelの日付データをPythonのdatetime.datetime
オブジェクトとして読み込む例を示します。
import openpyxl as xl
bk = xl.load_workbook('c:\\temp\\date.xlsx')
ws = bk.worksheets[0]
for cel in ws['A']:
print(cel.coordinate, cel.value, type(cel.value))
このコードは、Excelファイルdate.xlsx
のA列のすべてのセルを読み込み、各セルの座標、値、および値の型を出力します。日付の表示形式が設定されているセルは、datetime.datetime
オブジェクトとして読み込まれます。
注意点
しかし、この機能は万能ではありません。日付の表示形式が設定されていても、場合によってはセルの値が整数として誤って判定されることがあります。そのため、この機能を使用する際は注意が必要です。
以上、PythonとOpenPyXLを使用してExcelの日付データを取り扱う方法について説明しました。この情報がPythonとOpenPyXLの更なる理解に役立つことを願っています。