PythonとOpenpyxlを使用してExcelのズーム設定を変更する方法について説明します。
ズーム設定の変更
PythonのライブラリであるOpenpyxlを使用すると、Excelのシートのズーム設定を変更することが可能です。以下にそのコードを示します。
from openpyxl import load_workbook
wb = load_workbook('サンプル.xlsx')
cell_no = 'A1'
zoom_scale = 100 # ズームスケールを100%に設定
# 全シートを取得して1シートずつ設定
for ws in wb.worksheets:
sv = ws.sheet_view
# アクティブセルを'A1'に設定
sv.selection[0].activeCell = cell_no
sv.selection[0].sqref = cell_no
sv.selection[0].activeCellId = None
# 表示倍率を100%に設定
sv.zoomScale = zoom_scale
sv.zoomScaleNormal = zoom_scale
wb.save('サンプル_修正.xlsx')
このコードは、指定したExcelファイルの全てのシートのズーム設定を一括で変更します。ズーム設定はzoomScale
属性で設定でき、値はパーセンテージで指定します。
注意点
ズーム設定を変更する際には、zoomScale
属性だけでなく、zoomScaleNormal
属性も同時に設定することが推奨されています。これは、ブック内の情報整合性を保つために必要です。
以上がPythonとOpenpyxlを使用してExcelのズーム設定を変更する方法になります。この方法を利用すれば、PythonでExcelファイルを操作する際に、より細かい設定変更が可能となります。.