Pythonとopenpyxlパッケージを使ってExcelに行を挿入する方法を紹介します。この記事では、特定の位置に新しい行を挿入する方法と、既存の行を削除する方法を説明します。
openpyxlパッケージのインストール
まずはじめに、PythonでExcelを操作するために必要なopenpyxl
パッケージをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
pip install openpyxl
行の挿入
openpyxl
パッケージを使ってExcelの特定の位置に新しい行を挿入するには、insert_rows
メソッドを使用します。以下にその使用例を示します。
from openpyxl import load_workbook
# ワークブックを読み込む
wb = load_workbook('example.xlsx')
# アクティブなワークシートを取得
ws = wb.active
# 5行目に新しい行を挿入
ws.insert_rows(5)
# ワークブックを保存
wb.save('example.xlsx')
このコードは、example.xlsx
というExcelファイルの5行目に新しい行を挿入します。
行の削除
同様に、openpyxl
を使ってExcelの特定の行を削除するには、delete_rows
メソッドを使用します。以下にその使用例を示します。
from openpyxl import load_workbook
# ワークブックを読み込む
wb = load_workbook('example.xlsx')
# アクティブなワークシートを取得
ws = wb.active
# 5行目を削除
ws.delete_rows(5)
# ワークブックを保存
wb.save('example.xlsx')
このコードは、example.xlsx
というExcelファイルの5行目を削除します。
以上がPythonとopenpyxlを使ってExcelに行を挿入、または削除する基本的な方法です。これらのメソッドを使って、PythonからExcelファイルを効率的に操作することができます。