OpenCVとは
OpenCVはBSDライセンスのオープンソースライブラリで、画像・動画処理を行うことができます。C++, Python, Javaのインターフェイスを提供し、Windows, Linux, Mac OS, iOS, Androidで利用が可能です。
環境構築
PythonとOpenCVを使うためには、まず環境構築が必要です。ここでは、PythonとOpenCVのインストール方法を紹介します。
PythonとOpenCVのバージョンは以下の通りです。
- Python : 3.6.2
- OpenCV : 3.4.1-4
OpenCVのインストールはpipを利用します。以下のコマンドを実行してください。
$ pip install opencv-python
numpyも一緒にインストールされます。
$ pip freeze
numpy==1.15.2
opencv-python==3.4.3.18
Pythonコンソールを起動してimportで確認します。エラーが出なければインストールが成功です。
$ python
Python 3.6.5 (default, Jul 2 2018, 14:45:55)
[GCC 5.4.0 20160609] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import cv2
>>>
画像処理
OpenCVを使って画像処理を行ってみましょう。ここでは、画像をグレースケール化する方法を紹介します。
import cv2
def to_grayscale(path):
img = cv2.imread(path)
grayed = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2GRAY)
return grayed
この関数を使って、画像をグレースケール化できます。これは、画像処理においてカラー情報が必要になることはほとんどないため、事前にグレースケール化を行うことがとても多いです。
以上がPythonとOpenCVを用いた画像処理の基本的な手順です。これを基に、さらに詳細な画像処理を学んでいきましょう。